えきまえ

《福崎町駅前観光交流センター》

ふくトピ

【館長だよりvol.4】当たり前の日常に感謝

2020年6月12日(金)

 小学校の校庭に響き渡る子供たちの声、福崎駅を利用する高校生たち、携帯電話を使って連絡をしている会社員など、少しずつ、少しずつ「当たり前」の日常が戻ってきました。当たり前の日常がこんなにありがたいと感じたことはありません。

 蛇口をまわすと水が出る、スマートフォンでネットに繋がる、スイッチを入れると電灯が付く。当たり前のようですが誰かがどこかでこの当たり前の生活を支えているのです。

 スティホームで家族の会話が増えた、断捨離ができた、リモート飲み会で楽しんだ。色々と良かったという人も多いようですが、気持ちの中には、どこか不自由さ、やるせなさを感じていたのは私だけではないと思います。

 ある人はこんなことを言っています。『「ありがたいな」と思えなくなったとき、人は感謝を忘れています。ありがたいと思えなくなるのは、それが「当たり前」になったときです。』

当たり前に感謝を忘れてはなりません。

 今、私は当たり前の日常が戻ってきたことに感謝をしていますが、しばらくするとこの当たり前の日常に感謝することを忘れてしまう自分がいるような気がします。当たり前のように。