福崎町は、周囲を緑の山々に囲まれ、中央部には清流市川が流れる一方で、古くより、東西と南北の街道が交差する交通の要衝として栄えた兵庫県南西部の小さな町です。日本の民俗学の父と呼ばれる柳田國男が生を受け、幼年期を過ごした町でもあり、多くの偉人を生んだ学問・芸術文化のふるさとでもあります。
後年、柳田國男は「自分の故郷はごく平凡な風景だが、日本にも稀なよい土地だった」と記すほど、豊かな風土と歴史遺産に恵まれた田園都市です。
近年は、2014 年に発見されたカッパのガジロウをはじめとする柳田の著書に着想を得た「妖怪」による観光まちづくりが話題を呼んでいます。