ふくトピ
【館長だよりvol.11】チェリーブロッサム
2022年2月18日(金)
2月と言えば節分ですが、皆さんは恵方巻きを食べられましたか。
私は節分の日に豆まきと恵方巻きを食べるのが習慣になってきました。
さて、節分が終わると立春、2週間後には雨水、雪から雨に変わる季節です。
その後に啓蟄があり、虫が土の中から顔を出してきます。そしてお彼岸に入り春分の日となります。
季節は確実に春へと向かっているのです。
手紙の書き出しに「寒さの中にも春の訪れを感じる今日この頃」なんて書くときもあるようです。
気の早い人は今年の桜の開花情報が気になるところです。
しかし、桜の花も暖かくなれば咲くっていうものではありません。
4月に入り固い蕾を開かせるには寒の戻りというものが必要なんです。いわゆる「休眠打破」です。
桜の蕾は冬の間「休眠」しています。
蕾A:寒いなもうちょっと寝とこか
蕾B:そんなこと言うな、だいぶ暖こうなってきたぞ
蕾C:でも今ぐらいが一番寝るのにええねん「春眠暁を覚えず」ちゅーやろ
そんな会話を蕾同士で話しをしていると寒の戻り、冬に逆戻り。
蕾たちが「ブルッ」と震えて目を覚ましました。休眠打破です。そして蕾たちはきれいな花となるのです。
英語でも言いますよね「チェリーブルッ寒む」……どうも、お粗末さまでした。