ふくトピ
【館長だよりvol.9】社会で働くすべての人へ ~館長の独断と偏見に満ちた仕事観~
2021年6月24日(木)
私はいままで多くの先輩や後輩の人たちと仕事をしてきました。
このたび、観光交流センターで働きたいと希望するアルバイトの人たちの話を聞き、面接をする機会をいただきました。
その中で感じた事を書かせてください。
少し堅い、くそ真面目な長文になるかもしれませんがご容赦願います。
人間は働くうえで2種類の人がいるようです。
ひとつは仕事が出来る人か出来ない人か。それぞれの適性もあるでしょうし、その個人の努力もあるでしょう。
結果的なことになるかもしれませんがその仕事が出来る、出来ないという形で2分されるようです。
もう一つは、仕事をする人かしない人かです。
これは個々の心構えに寄るところが大きいかもしれません。
仕事に対する考え方とか構え方というものが大いに影響してくるでしょう。
これらの組み合わせを考えてみますと、まず、最高に仕事のパートナーとしたいのは、勿論、仕事が出来て、仕事をする人です。
こちらが何も指示せずとも仕事が進む。こんな有り難いことはありません。
それに反して仕事が出来ず、仕事をしない人間はどうしようもない。
いっしょに仕事はしたくないものです。
しかし、本当に最も嫌な人間は仕事が出来るのに仕事をしない人間です。
こういう人間はやけに言い訳を言い、屁理屈を言う。こちらから願い下げです。
その反面、仕事は出来ないが仕事をする人間もいます。
なんとか一人前にしたいと応援したくなるし、手伝いもしたくなります。
仕事の条件ばかり聞く人、ボソボソと話しこちらの目を見ない人、「ハイハイ」としか言わない人、ボサボサの髪で来る人、暗い人などなど色々な人がいます。
この先、センターでアルバイトを募集したときは、こんなことも気をつけて面接に臨んで欲しいです。
パソコンが出来なくても、イラストが書けなくても、やる気はあるか。
真っ正面から仕事に取り組もうと思っているのか。
過去の実績ではなく今の自分を表現してほしい、訴えて欲しいとつくづく思いました。
今、就活真っ只中の人たちへ、がんばってください。
多くの人が社会に役立つ仕事、人のためになる仕事がしたいと言われます。
しかし、考えてみてください、社会に役立つ、人のためになる仕事って何でしょうか。
私はそんな特別な仕事があるとは思いません。しいて言うなら全ての仕事です。
逆に言うと仕事というのは社会のため、人のため、役立つものです。
サッカーは11人でします。
ゴールを守る前川には菊池とフェルマーレンが付いている。
前の山口とイニエスタにボールが渡ると古橋が走り始める。一連の流れです。
試合をするということは一人でも動いていない選手がいると試合になりません。負けてしまいます。
一人一人が重要な動きをしているのです。
たとえ若手の選手であっても、世界的に有名な選手であっても同じことです。
職場ではどうでしょうか。
たとえ社長であっても、正社員であっても、パートアルバイトであっても同じです。
一人が抜けると他の人たちは大変なことになります。社会で働くとはそういうことだと思っています。
楽しい仕事、苦しい仕事、汚い仕事、様々な場所で人は働いています。
そのおかげで社会は成り立っています。役に立っています。他の人が生きていけるのです。
社会で働いている全て人に敬意を表します。
胸を張って働いてください、あなたの仕事は社会のため、人の役に立っていますと言いたいです。
さて、最後になりますが本たよりはあくまで独断と偏見に満ちた個人の感想です。
当センターや会社の見解とは一切関係ないことをご了承ください。館長だよりでした。